はじめに
赤ちゃんが生まれると、
「育休中の収入はどうなるの?」
「仕事を休んでいる間のお金が心配」
「育児休業給付金はいくらもらえる?」
と不安になる方も多いのではないでしょうか。
育児休業中は会社から給与が支払われないケースが多く、生活費について心配になることがあります。
そんな育児期間の生活を支える制度が、育児休業給付金です。
育児休業給付金を利用すると、育児休業中でも一定の収入を確保しながら、赤ちゃんとの時間を過ごすことができます。
ただし、この制度は対象条件があり、申請をしなければ受け取ることができません。
この記事では、
- 育児休業給付金とは何か
- いくらもらえるのか
- いつからいつまでもらえるのか
- 対象になる条件
- 申請方法
- 出産手当金との違い
について詳しく解説します。
育児休業給付金とは?
育休中の生活を支える雇用保険の制度
育児休業給付金とは、会社員などが育児休業を取得した際に、雇用保険から支給される給付金です。
育児休業中は仕事を休むため、通常の給与が減少または無給になる場合があります。
その期間の生活を支える目的で作られた制度です。
対象になるのは、
- 母親
- 父親
どちらも可能です。
男性も育児休業を取得すれば対象になります。
育児休業給付金はいくらもらえる?
育児休業給付金の金額は、育休前の給与を基準に計算されます。
基本的な割合は、
育休開始から180日まで
給与の67%
181日目以降
給与の50%
が目安です。
育児休業給付金の計算例
例えば、育休前の給与が、
月30万円
だった場合。
最初の6か月
30万円 × 67%
↓
約20万1,000円
程度
6か月以降
30万円 × 50%
↓
約15万円
程度
になります。
※実際の金額は上限額などにより変わります。
育児休業給付金はいつからもらえる?
育児休業給付金は、産後すぐではなく、育児休業開始後に申請します。
女性の場合は、
出産
↓
産後休業(8週間)
↓
育児休業開始
↓
育児休業給付金
という流れになります。
出産手当金との違い
名前が似ていますが、制度は別です。
| 制度 | 対象期間 | 支給元 | 対象 |
|---|---|---|---|
| 出産手当金 | 産前産後休業期間 | 健康保険 | 会社員など |
| 育児休業給付金 | 育児休業期間 | 雇用保険 | 雇用保険加入者 |
出産手当金
対象:
出産前後の休業期間
期間:
出産予定日前42日+産後56日
目的:
産休中の収入補助
育児休業給付金
対象:
産後休業終了後の育児休業期間
目的:
育児期間中の生活支援
簡単にいうと、
産休中のお金 → 出産手当金
育休中のお金 → 育児休業給付金
という違いです。
育児休業給付金をもらえる条件
主な条件は以下になります。
① 雇用保険に加入している
育児休業給付金は雇用保険の制度です。
そのため、
- 正社員
- 条件を満たしたパート
- 契約社員
などでも雇用保険に加入していれば対象になる可能性があります。
② 育児休業を取得している
単純に仕事を休んでいるだけでは対象になりません。
会社へ育児休業の申請を行う必要があります。
③ 育休開始前の勤務条件を満たしている
原則として、育休開始前2年間に一定期間の雇用保険加入実績などの条件があります。
パートやアルバイトでももらえる?
「正社員じゃないから対象外」
と思う方もいますが、条件を満たせば対象になる場合があります。
ポイントは、
雇用形態ではなく
雇用保険に加入しているか
です。
確認するポイント:
□ 雇用保険に加入している
□ 育児休業を取得できる条件がある
□ 勤務期間などの条件を満たしている
育児休業給付金はいつまで?
基本的には、
子どもが1歳になる前日まで
が対象です。
ただし、条件を満たす場合は、
- 1歳6か月まで
- 2歳まで
延長できる場合があります。
育児休業給付金の申請方法
一般的には会社が手続きを行います。
流れ:
① 会社へ育児休業取得を申し出る
↓
② 必要書類を準備
↓
③ 会社がハローワークへ申請
↓
④ 審査後、指定口座へ振込
必要になる書類例
一般的には、
- 育児休業給付受給資格確認票
- 支給申請書
- 母子健康手帳の写し
- 賃金資料
などがあります。
会社によって準備内容が異なるため、早めに確認しましょう。
育児休業給付金がもらえないケース
以下の場合は注意が必要です。
① 雇用保険に加入していない
例:
- 自営業
- 雇用保険対象外の働き方
など。
② 育休を取得していない
退職してしまう場合などは対象外になることがあります。
③ 条件を満たしていない
勤務期間などの条件によって対象外になる場合があります。
育児休業中に確認したいお金の制度
育休中は育児休業給付金以外にも確認しましょう。
① 児童手当
子どもを育てる家庭へ支給される制度。
② 乳幼児医療費助成
子どもの病院代を軽減する制度。
③ 社会保険料免除
条件を満たした育休期間中は社会保険料が免除される場合があります。
育児休業給付金で注意するポイント
① すぐ入金されるとは限らない
申請や審査があるため、育休開始直後に必ず振り込まれるわけではありません。
生活費は余裕を持って準備しておくことがおすすめです。
② 会社への確認を早めにする
育休取得予定がある場合は、
- いつから育休を取るか
- 必要書類
- 申請時期
を会社へ確認しましょう。
出産後のお金チェックリスト
赤ちゃんが生まれたら確認しましょう。
□ 出産育児一時金
□ 出産手当金
□ 育児休業給付金
□ 児童手当
□ 乳幼児医療費助成
まとめ|育児休業給付金を活用して安心して育児をしよう
育児休業給付金は、育児休業中の収入を支える大切な制度です。
ポイントをまとめると、
- 育休中に受け取れる給付金
- 雇用保険加入者が対象
- 最初の180日は給与の67%が目安
- その後は50%が目安
- 申請が必要
- 男性も利用できる
という特徴があります。
妊娠・出産後は、さまざまなお金の制度があります。
「知らなかった」
という理由で利用できないことがないよう、早めに確認しておきましょう。
育児休業給付金を上手に活用して、安心して赤ちゃんとの時間を過ごせる環境を整えていきましょう。

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