はじめに
赤ちゃんが生まれると、成長を楽しみにする一方で、
「子どもが病気になったら医療費はいくらかかる?」
「病院代は無料になるの?」
「乳幼児医療費助成ってどうやって申請するの?」
と、お金について不安を感じる方も多いのではないでしょうか。
小さな子どもは、大人と比べて体調を崩しやすく、
- 発熱
- 風邪
- 感染症
- ケガ
- アレルギー
などで病院を受診する機会が多くあります。
そのような子育て家庭の医療費負担を軽くする制度が、乳幼児医療費助成制度です。
現在では、多くの自治体で対象年齢が広がり、「子どもの医療費助成」「子ども医療費助成」と呼ばれることもあります。
この記事では、
- 乳幼児医療費助成とは何か
- 何歳まで利用できるのか
- 医療費はいくら安くなるのか
- 子ども医療証の申請方法
- 対象外になる費用
- 出産後に一緒に確認したい制度
について詳しく解説します。
乳幼児医療費助成とは?
子どもの医療費を自治体がサポートする制度
乳幼児医療費助成とは、子どもが病院や薬局を利用した際の医療費の自己負担を、自治体が助成する制度です。
通常、健康保険を利用すると医療費は自己負担があります。
例えば、
医療費10,000円
↓
健康保険適用(3割負担)
↓
自己負担3,000円
となります。
しかし乳幼児医療費助成を利用すると、この自己負担分の一部または全部を自治体が負担してくれます。
そのため、
- 病院の診察費
- 薬代
- 入院費
などの負担を軽減できます。
乳幼児医療費助成は国の制度?
乳幼児医療費助成は、国が全国一律で行っている制度ではありません。
各都道府県や市区町村が独自に実施しています。
そのため、
- 対象年齢
- 所得制限
- 自己負担額
- 利用できる医療機関
などは住んでいる地域によって異なります。
例えば、
A市の場合
→ 高校生まで無料
B市の場合
→ 中学生まで無料
というように違いがあります。
引っ越しをした場合は、改めて確認する必要があります。
乳幼児医療費助成はいくら安くなる?
助成内容は自治体によって異なります。
代表的なパターンを紹介します。
① 医療費が無料になる場合
自治体によっては、
自己負担0円
になる場合があります。
例:
病院で診察
↓
本来3割負担
↓
自治体が助成
↓
窓口負担なし
② 一部負担がある場合
地域によっては、
- 1回200円
- 月数回まで一定額
などの自己負担が設定されている場合があります。
乳幼児医療費助成の対象年齢は何歳まで?
昔は「乳幼児」という名前の通り、小学校入学前までを対象としている地域が多くありました。
しかし現在では、多くの自治体で対象年齢が拡大しています。
例:
- 0歳〜15歳まで
- 0歳〜18歳まで
- 高校生年代まで
など。
子どもが生まれたら、自分の住んでいる自治体の対象年齢を確認しましょう。
乳幼児医療費助成を利用できる条件
一般的には以下の条件があります。
① 子どもが対象年齢であること
自治体が定めた年齢まで利用できます。
② 健康保険に加入していること
乳幼児医療費助成を利用するには、子どもが健康保険に加入している必要があります。
加入する保険例:
- 協会けんぽ
- 健康保険組合
- 共済組合
- 国民健康保険
など。
③ 住んでいる自治体で申請すること
基本的には、子どもの住民票がある市区町村へ申請します。
子ども医療証(乳幼児医療証)とは?
乳幼児医療費助成を利用するには、多くの場合、
- 乳幼児医療証
- 子ども医療証
- 医療費助成受給者証
などが必要です。
これは、医療費助成を受けられる証明書です。
病院を受診するときに、
- 健康保険証(資格確認書)
- 子ども医療証
を提示することで助成を受けられます。
乳幼児医療費助成の申請方法
一般的な流れを紹介します。
① 赤ちゃんが生まれる
↓
② 健康保険へ加入する
会社員の場合:
勤務先で手続き
国民健康保険の場合:
市区町村で手続き
↓
③ 自治体へ申請する
必要書類例:
- 子どもの健康保険情報
- 保護者の本人確認書類
- マイナンバー関係書類
- 振込口座情報
など。
↓
④ 医療証を受け取る
↓
⑤ 病院で提示する
出産後いつ申請すればいい?
おすすめは、
出生届を提出したタイミングで一緒に確認すること
です。
出生後は、
- 出生届
- 児童手当
- 健康保険加入
- 医療証申請
など手続きが多くあります。
まとめて行うことで忘れにくくなります。
乳幼児医療費助成で対象になるもの
自治体によって違いますが、一般的には以下が対象です。
対象になることが多いもの
- 病院の診察費
- 治療費
- 薬局での薬代
- 入院費
など。
対象外になることが多いもの
すべての費用が無料になるわけではありません。
対象外例:
① 健康診断
病気の治療ではないため対象外になることがあります。
例:
- 乳幼児健診
- 健康診断
② 予防接種
定期予防接種は別制度で無料になります。
任意接種は自己負担の場合があります。
③ 入院時の食事代
医療費とは別扱いになるため対象外の場合があります。
④ 差額ベッド代
個室利用などは対象外になることがあります。
乳幼児医療費助成と児童手当の違い
名前が似ていますが、目的が違います。
| 制度 | 目的 | 内容 |
|---|---|---|
| 乳幼児医療費助成 | 医療費負担を軽減 | 病院代や薬代を補助 |
| 児童手当 | 子育て費用を支援 | 毎月給付金を支給 |
どちらも子育て家庭にとって大切な制度ですが、役割が異なります。
出産後に一緒に確認したい制度
赤ちゃんが生まれたら、乳幼児医療費助成以外にも確認しましょう。
① 児童手当
子育て家庭へ支給される制度です。
② 出産育児一時金
出産費用をサポートします。
原則:
50万円
③ 育児休業給付金
育休中の生活を支える制度です。
④ 予防接種制度
赤ちゃんの健康を守るための制度です。
乳幼児医療費助成で注意するポイント
① 引っ越した場合は手続きが必要
自治体ごとの制度なので、引っ越し先で再申請が必要です。
② 医療証の期限を確認する
医療証には有効期限があります。
更新手続きが必要な場合があります。
③ 県外受診の場合
県外の病院では、その場で利用できない場合があります。
一度支払い、
↓
後日自治体へ申請
↓
払い戻し
となるケースもあります。
まとめ|乳幼児医療費助成を利用して子どもの医療費負担を減らそう
乳幼児医療費助成は、子どもの病気やケガによる医療費負担を軽くする大切な制度です。
ポイントをまとめると、
- 自治体が行っている医療費サポート制度
- 対象年齢や内容は地域によって違う
- 利用には申請が必要
- 子ども医療証の取得が必要な場合が多い
- 病院代や薬代の負担を軽減できる
という特徴があります。
赤ちゃんが生まれた後は、
- 児童手当
- 健康保険加入
- 乳幼児医療費助成
- 予防接種
など、さまざまな手続きがあります。
忙しい時期だからこそ、利用できる制度を早めに確認して、安心して子育てをスタートしましょう。

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